普通預金の利息計算

資産運用

普通預金とは、銀行口座に預けられた資金のうち、いつでも引き出せる預金のことです。普通預金は、預金者が日常的に使用するための預金口座であり、ATMやインターネットバンキングを通じて容易にアクセスできます。普通預金には、定期預金のような利息はほとんどつかず、手数料や維持費用もかかりません。一方で、預金額が大きくなればなるほど、利息も増える場合があります。普通預金は、日常生活での支払いや購入などに使われるお金を預けるために最も一般的な口座です。

利息計算について普通預金は頻繁に出し入れがあるので、預入金額に対して1年を365日として日割りで利息計算されます。(うるう年でも365日とする場合が多い)

利息計算例

例)三井住友銀行の普通預金にて計算。

http://www.smbc.co.jp/kojin/sougou/ippan/yokindetails.html
適用金利:市場金利の動向等に応じて毎日決定(変動金利)。(2022年9月1日現在)0.002%
利息決算:毎年2月と8月に決算
計算方法:毎日の最終残高について、付利単位を1円
     1年を365日とする日数計算をもとに利息計算
     最終残高が1,000円未満の場合には、利息なし
利息決算が、年に2回あるので半年複利の計算になります。

例1)普通預金に100万円を1年間引き出さずに預けておく。金利は0.002%のまま変わらないときに1年後の利息は。

8月末 1,000,000 X 0.002% X 1/2 = 10円(半年なので年利0.001%の半分の利息がつく)
税金: 10円 X 20.315% = 2.03円 → 2円(1円以下切り捨て)をマイナス
預金に組み入れ 1,000,004円
2月末 1,000,008 X 0.002% X 1/2 = 10円
税金: 10円 X 20.315% = 2.03円 → 2円(1円以下切り捨て)をマイナス
預金に組み入れ 1,000,016円

税金は所得税(15%)+地方税(5%)+復興特別所得税(0.315%)=20.315%となります。(2023/1現在)

通常は出し入れが多いので、毎日利息計算する必要がありますがめんどうなのであまり現実的でありません。このため、給料日から給料日の前日の残金で1ヶ月の平均残高を計算してから利息計算する方が現実的でしょう。給与入金後、支払いまではすぐに現金化せずに支払いのぎりぎりまで預金していた方が1円でも得になります。

平均残高の半年後の利息計算

平均残高:
年利:%
半年後元利計(税引後):

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