相続税の増税その2
— 2013年1月24日前回、ほどんどの方は無関係といってしまいましたが、本日のニュースで基礎控除が5000万円から3000万円へ引き下げられる方針を決めたとのこと。 とすると、 生命保険の非課税限度枠は変わらないようなので、 例えば、生命保険…
自民党政権になってさまざまな増税案が検討されていますが、相続税もその対象です。
また増税かーと思いますが、実はほとんどの方は関係ないです!
まず、そもそも相続税を支払っているのは、平成22年度で4.2%の方のみです。
●平成22年分の相続税の申告の状況について
http://www.nta.go.jp/kohyo/press/press/2011/sozoku_shinkoku/index.htm
相続する大きなものは主に保険金と土地・建物ですね。
まず、生命保険金は下記の分が非課税となります。
※その他も相続税の対象となる財産はいろいろありますので、下記参照してください
●相続税がかかる財産
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4105.htm
非課税限度額 = 500万円 X 法廷相続人の数
妻と子供が2人ならば、500万円 X 3 = 1,500万円までは非課税となります。
そして、非課税限度額以上の金額と土地・建物の相続財産から、基礎控除をされた残りが課税遺産総額となります。
遺産に係る基礎控除 = 5,000万円 + 1,000万円 X 法廷相続人の数
同様に妻と子供2人ならば、8,000万円まで控除されます。
生命保険金が3000万円とすると非課税額を引いて、残り1500万円とすると、土地家屋の評価額が6500万円以内なら課税遺産総額は0円以下となりますね。
大抵の方はこの基礎控除額を引くとマイナス!ということで相続税は0円なので増税も気にする必要もないでしょう。
ちなみに、土地・家屋の評価は下記を参照してください。
●土地家屋の評価
http://www.nta.go.jp/taxanswer/sozoku/4602.htm
0円とならなかった方は、残金の課税遺産総額を法廷相続人に分割して、それぞれの相続税額が計算されます。
まあ、ほとんどの方はあまり関係ということで、気になる方は下記の国税庁のページに確認してください。
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